朝、新聞を何気なく読んでいた。

そこで、ある発見があった。


本日付けの朝日新聞にて。

長野県教育委員会が、部活の朝練習について見解を発表した。

以下は、その新聞記事の抜粋である。


【同県によると、中学校で運動部に参加する生徒の比率は全国の66%に比べて同県は59%にとどまる。県教委は、スポーツ医療関係者や体育教師らで「適切で参加しやすい運動部」を目指す検討委員会を設け、昨秋から各中学校に示す基準案を検討してきた。

 21日の会合で示された基準案には「食事と睡眠、生活リズムを考慮し、原則として、朝練習は行わない」と明記。「完全休養日を週2日以上」「勝利至上主義に偏らず、生徒のニーズを生かす」なども盛り込んだ。】


簡単に言えば、

【朝練習は行わないと明記】

【完全休養日を週2日以上】

【勝利至上主義に偏らない】

とのことだ。


朝日新聞紙上でこの記事を読んだとき、

「こういう時代がくるべきだ」

と実感した。


もう、雰囲気だけで朝練習や部活をやるべきではないのだ。


そして、盲目的な勝利至上主義に走る部活だけでは、生徒へのデメリットも大きいのだ。


しかし、よく記事を振り返ってほしい。

そこには大きな壁が立ち塞がる。


記事には、

【原則として】

という前置きが示されている。


公立中学校の部活において【原則】ということばほど、効力を発揮しないものはない。


「あくまで原則だから、うちの部活だけは原則を破ってでも朝練習するんだ」

「あくまで原則だから、勝利にこだわって土日も一生懸命練習します」

というような事態にきっとなる。

いや、必ずと言っても過言ではない。


【原則として】は、原則、破られることが多いのである。


教師各位が、部活について客観的に見つめ直し、この【原則】を守り始めたとき、部活の改革が始まる。

朝練習も効果は薄い。

そしてなにより教師の勤務時間外であり、ボランティアであるのだ。


まずは長野県教育委員会に敬意を表したい。

そして、この報道ついて、みなさんの意見をお聞きしたいと思います。


10月とはいえ、まだまだ暑い時間帯もあります。

全国の教師の方々、どうか心身ともにご自愛ください。

そして、日々の教育に勤しみましょう。

そして、自分自身のプライベートも楽しみましょうね☆



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