たくさんのコメント、ありがとうございました。

更新が滞っており、申し訳ありません。


以前よりも、このブログへのアクセス数が増え、少しずつ部活の現状への認知度が上がっていると感じます。まあ、まだまだですが。


今回は、どの部活を担当しているかによって、負担度がまるで違うという話題です。


部活の顧問は、年度当初に部活担当教員が本人の意向を考えながら調整します。

実際は、全員の教員で全ての部活顧問をせねばならないのですから、無理やり決めることもあるわけです。


部活によって、その大変さは千差万別です。

楽なものは、吹奏楽部以外の文化部でしょうか。


例えば美術部。

いろんなケースはあるでしょうが、まず土日に活動することはありません。

平日もつきっきりということはなく、楽といえるでしょう。


あとは放送部。

部活が盛んかどうかにもよりますが、運動部の比ではないことが多いです。


吹奏楽部は、個人的にはとても大変だと感じます。

文化部といいながら、トレーニングは運動部なみ。

土日の練習も多く、保護者の期待も高い。

さらに、女子部員が多いので、トラブルも多い。

全国の吹奏楽部顧問の先生方、頭が下がります。


運動部は全般的に大変ですが、楽なものもあります。


それは中総体前にのみ活動する部活です。

つまり、水泳部・空手部などなど。


中学校には部はなく、普段は個人で活動しているが、中総体に参加するために学校の名を借りるという形のもの。

部活という形式上、顧問がつきます。


しかし、これらの顧問は期間限定であり、楽です。

しかも土日に活動することは、数少ないです。


部活は生徒の自主的な活動。

教員の部活顧問も、自主的な活動であり、ボランティアです。


であるからして、教員に労働の不公平感が生じてはならないのです。

しかし、現実にはありありとした不公平感がある。

なぜ同じ給料で、この有様なのか。


自分の気持ちとは関係なく、勤務時間過ぎても部活を指導し、夜遅くなってから本来の仕事をせねばならないのか。

楽な部活の顧問になった教員は、定時になると「お疲れ様でした」と帰っていく。


これが一年間続けられるのです。

これを不公平と言わずして何というのか。

教員の熱意だけでは、とても納得できない現実がここにあるのです。


管理職はきっと、「一部の人だけが顧問をしたら不満に思うだろう。だから、全員で顧問をさせよう」ということだろう。

その考えがオートマティックで、率直に言えば浅はかそのものだ。


一言物申したい。

「表面上の平等は、実質上の不平等を生む」

ということを。


現場はどんどん疲弊していく。

もちろん、私のような教員ばかりではなく、部活こそが生きがいで楽しくて仕方ない教員もいる。

それは分かっている。

だからこそ、「実質上の平等」をもたらされなければならない。

そのためには、全員顧問をやめることではないだろうか。


…もっとも、おそらく、これから簡単に部活制度が変わるとは思えない。

今年度中に自分の進退について考えるつもりです。


職を変えるのも負けじゃない。


そして、広い視野をもって広い空を飛ぶ者こそが、次のステージに行ける。


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