いつもたくさんのコメントをお寄せくださり、感謝の念でいっぱいです。

私自身はコメントにコメントすることは避けているのですが、ブログ主としての意見を書いておこうと思います。


◎ 部活動は「仕事」かどうか


東京都のように、『校長は所属職員に部活動の指導業務を校務として分掌させることができる』と明言している地方自治体もあるようです。

そこでは部活動は『校務』となるのでしょう。


しかし、『教育活動の一環』であるものの『教育課程外』であること。

そして、部活は勤務時間外を前提に活動を設定しているため、実質的には時間外での勤務も命令されていること。

但し、管理職は部活動における時間外勤務の命令はできないこと。


以上から、多くの矛盾を内包しており、かつ時間外勤務を前提にしていることがわかります。


ですから、勤務時間内での部活動を命じることはできるのでしょうが、それは現状の部活動の実態にはそぐわず、結局は時間外の活動をせざるを得なくなる。

そして、事故が起きたり保護者からのクレームがあったりしたら、それらを解決する『責任』を負う『義務』が発生する。


さらに平日の超過勤務については、部活動への報酬はない。

この点については、教職調整額の4%とは無関係です。

土日については、少ない報酬が発生する。


そこで、私の選択は『部活動の顧問をしない』ということです。

平日の勤務時間後、土日のお休みの時間を確保するためです。

それはなにも生徒をほったらかしにすることではなく、本来集中すべき職務に立ち返るためです。


私の生き方は私が決める、そういうことです。


同僚へのしわ寄せが行く、という批判もありますが、それは私の仕事ではありません。

過労で亡くなった例もありますし、これは正しい選択だと思います。

そもそも全員で休みなく働かなければ追いつかない制度というものが間違っています。



◎ 「部活をやらないのなら、中学校の教師を辞めろ」について

私も以前の記事で、そういった旨(残念だけれど中学校の教師を辞めるという内容)を記していました。

なぜなら、授業と生徒指導と部活動、すべてをきっちりやってこそ教師と呼べる。

そう考えていたからです。


たくさんのコメントには

「お前の代わりはたくさんいる。だから辞めろ」

「民間企業はもっと働いているんだ。公務員は全体の奉仕者だから黙って働け」

「生徒のためを思ったら、できるはずだ。生徒の成長を見届けるのが幸せじゃないのか」

「今までの教員もやってきたことなんだ。お前は甘えている」

といった意見が含まれています。


また、学習指導要領における記載の誤解であるとか、部活動に対して多くの報酬が支払われているという誤解も少なからずあるようです。


「代わりはいるんだから辞めろ」という論調は何も生まないと思います。

それならばこれからも我慢を続ける教員を生み続けるだけですし、堺市の教師のような悲劇を再度生んでしまうかもしれません。


また「生徒のためにやるべきだ」という論調は、確かにそうですが、限界はあります。

やるべき授業研究などを差し置いてまでやることではない。


だから、私は中学校教員は辞めません。

人間として当たり前の休暇を確保し、自分の時間を保つ。

そしてそれを生徒のために最大限還元できる教師であり続ける。

そのために、部活動の顧問を拒否する。


正しいことを正しいと言う。

生徒に教えていることを、教師が実行しないといけない。


ただし、部活動を心からやりたいという教員にはやっていただいて構わないと思います。

そして、そんな教員を尊敬し、素晴らしいとも思っています。


価値観が多様化していく現代において、教員にも選択肢があって然るべきです。

部活動の顧問をする or しない 。

これだけの選択肢すら与えられていないのです。


たくさんの意見があり、自分だけが異端ではないかと打ちひしがれる思いもあります。

また、(少なくとも表面上は)少数派意見ということが、常に心を不安にさせていきます。


多少の強引さはあっても、私は自分の生き方を貫きたい。

今は、その一心です。


明日はいよいよ新年度のスタートです。

きちんと自分の思うことを表現します。

本当は、今から胃が痛いくらい緊張しているのですが、やるべきことをやるだけです。


また、ブログにて報告いたします。


桜の花、舞い散るころ。

皆様のご健勝をお祈り申し上げます。