お久しぶりです。 だいぶ、お久しぶりになってしましました。


夏休みが終わり、2学期が過ぎていきます。

各学校では行事も多い中、いかがお過ごしですか。


最近、部活についての記事がネットを賑わせています。

詳しくは各自で見ていただくとして、部活についての知識が皆さんに広がっていくのはいいことです。


私はといえば、部活から離れた生活を送って結構経ちますが、その日々にもだいぶ慣れてきました。

自分のペースで、当たり前の生活を送る幸せを噛みしめています。


私のシルバーウィークは、当たり前ですが、5連休でした。

昨年、そしてそれより前の自分から考えると、あり得ない出来事でした。


シルバーウィークに入る前に、近隣校の教員に電話をかけまくり、いかにして練習試合を組むべきかを考え、それを保護者に連絡し、そしてなんとか連休を休むことなく過ごし、連休明けに疲弊しきっている自分がいる。

そんなサイクルを当たり前と感じていたのです。


5連休の中のある日、野暮用で学校に寄ることがあったのですが、例に漏れず早朝からたくさんの生徒が部活に打ち込んでいました。

そして同じく、多くの教員が部活の顧問をしていました。

数名の顧問、そして幾つかの部活は、5連休全てが部活動だと言っていました。


試合、練習試合、練習。

嬉々とした表情の生徒、嫌そうな顔をした生徒。

悲喜こもごもの感情がありますが、そこには「連休でも部活はやって当たり前」という空気が、当たり前に存在していました。


私は、この教育現場の変な流れから足を洗って、本当に良かったと思っています。

もう部活に関わることは、二度とありません。

そして願うことならば、私のように部活について苦しんだ教員が、少しでも減ればいいと思います。

僭越ながら、このブログがそういった教員の方々の道しるべになれば幸せに思います。


記事に書き込まれる多くのコメント。

その中でも部活動の顧問について疑問に思った人が多くいます。

そんな人たちの助けになっていれば、嬉しいです。


先日見た映画の中に、こんなセリフがありました。

「天国の奴隷よりも、地獄の自由を選ぶ」


映画の内容は、部活とは全く関係がなかったのですが、ついつい今の状況を思い描かずにはいられませんでした。

波風を立てない・周囲と同調するのを良しとする日本の文化では、部活についての現状に異論を唱えるのは、相当に骨が折れるものです。

その結果、きついと思っていても、実際に現場で声を上げる教員はほとんどいません。

大袈裟でなく、ほぼ0%と言ってもいいでしょう。


Twitter でつながっている先生方には数名いらっしゃいますが、全国津々浦々の学校から考えるとそのパーセンテージは限りなくゼロに近い。

毎日勤務時間を超過して、部活の指導に当たる。

それを好む教員もいますが、そうでない教員も少なくない。


土日も当たり前のように練習試合や練習があり、自分や自分の家族のために時間を使うこともできない。

しかも、それが本来の仕事ではないときた。

文科省をはじめ、上の方々は部活を「教員の自主的な活動」と位置づけ、正当な対価は発生しない。


それでもなお教員たちが声を上げないのは、ある意味でそれは学校現場における「天国」だからなのでしょう。

楽なのです。ある意味では。

社会通念上、「仕事っぽい」部活をこなし、多忙極まりない日々に不満を感じながらも過ごしていくことは。

生徒が満足し、保護者から信頼を寄せられ、管理職からも及第点を頂ける。

部活についておかしいと思いながらも、部活をしない選択肢を選ぶことは、決してしない。


私をはじめとした数名の部活からいち抜けた教員は、「地獄」の中の自由を拾ったと思っています。

今までにブログで綴ったような主張を、論理的に主張することは、相当なストレスです。


教員である聖職者という足枷、管理職らトップダウンの空気が蔓延した職員会議、保護者や生徒からの期待。

そういったものを全てひっくるめて考えた上でも、今の部活動の制度はおかしいのです。


それを主張することによって、「部活動に熱い期待を寄せる」生徒や保護者や同僚や管理職からの視線は一気に冷たくなります。


でも。


本来は、私たち教員には勤務時間外や土日には休む権利があるのです。当たり前に。


だから「地獄」を通過してでも、自由を得たい。

そして、実際に自由を得た結果、これが本来のあるべき姿なのだと痛感しています。


私が願うことは、これからは「部活をしない」という選択肢が普遍的になること。

「部活をしない」選択をすることが教員にとって「地獄」ではないものに変化していくこと。


さらには、もっと部活について柔軟な思考が普及していくこと。


ぜひ、コメントをお寄せください。

またコメントをお寄せくださる際には、ぜひ以前の記事にも目を通していただくと助かります。


何度も言っていますが、私は部活を頭っから否定する気持ちは微塵もありません。

数多くの事柄を考え、苦しみ、調べ、主張し、様々な思いを経たうえで、部活については顧問を「やる or やらない」という選択肢が、教員にも生徒にもあった方が幸せと考えるようになりました。


Twitter もやっております。

部活に関する質問でもなんでもかまいません。

よろしくお願いします。

秋深まりゆく中で、どうかご自愛ください。