最近生徒からよく聞くのが、顧問教師や先輩、後輩との関係がこじれて困ってるというものだ。


部活動がクラブチームと違うのは、月謝などの金額的な面だけでは無い。


部活動はその人間関係が、学校の人間関係からの延長であり、良い効果をもたらす場合もあれば、悪い効果をもたらす場合が結構ある。


だからやめるにやめられないのだ。


また、部活でのトラブルは、すなわち学級へのトラブルにつながる。

クラブチームであれば、活動を辞めても生活に支障は無いのだが、部活動は学校に直結しているのだ。

楽しみのために始めた部活動が、場合によっては学校生活の妨げとなることがある。


だから、私は生徒が部活を辞めたいと言ってきたときには、生徒の意見を尊重して部活動をやめる選択肢を与えるようにしている。


困ったことに、顧問よっては、頑として部活動を辞めさせないという考えの人もいる。


あくまで、たかが部活動なのである。

しかし、生徒にとっては世界の全てのような存在である。


だから顧問教師が、部活動はあなたの世界の全てでは無いと、諭してやることも必要なのではないか。


また部活動を途中でやめると、内申点に響くと恐れる生徒も多い。

私の経験から話すと、部活動やめたからといって即、内申点にマイナス効果があるとは言えない。


事実、部活動を途中退部した生徒でも、立派に公立高校に合格している。


改めて言う。

部活動は楽しんでやってる場合はいいが、たかが部活動なのだ。

教員も生徒も部活動にがんじがらめになる必要は無い。

あくまで任意の活動なのだ。


長年の習慣で、なんとなくの雰囲気で、我々の自由を奪われる状態は、変なのだ。



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