教員になって、6年。

ずっと部活動のことを考えてきました。


授業準備をしなければならないのに、部活の時間が来たから平日勤務時間外でも指導に行かなければならない。

月曜日から金曜日まで、勤務時間など関係なく必死で働いたのに、土日も部活があるから休めない。


土日に授業研究をできないから、月曜日からの授業の内容は、いつも自転車操業。その場で考えて授業をしてしまう。

土日も部活があり、生徒の目がある。だから、いつも「先生」でいなければならない。だから、オンとオフのスイッチが麻痺する。


年度当初に、全員顧問制であるゆえに、部活の担当が割り振られる。担当になってしまうと、もはや「勤務」になってしまう。保護者も、「その部活の専門家の先生」として接してくる。

だから、土日も行かなくてはならない。


さらに、職員室でこの件について相談できる人はほとんどいない。

管理職など、特に相談できる相手ではありません。


このままジリ貧なのは嫌です。


平日で疲れて、土日で気疲れする連鎖を切りたいと思います。


公立中学校の教員を辞めます。


担当学年の関係もあって、来年度までは続けますが、その後は辞める予定です。

辞めたあとは、他府県に異動して、小学校の教員になりたいと思います。


自分のやりたいことは、子どもを育てることです。ですが、今の中学校の部活動顧問制度には納得がいきません。

どんな理想や情熱があっても、このまま仕事を続けていくのは、私の本意ではありません。

自分の一生を見据え、小学校の先生になる道を選びたいと思います。


来年度まで、つまり今年と来年は中学校の教員です。

しっかりと本務を全うしながら、部活とうまく付き合わなければなりません。

そして、来年度の終わりまで、このブログを通じて、部活動制度をどうしたらいいか考えようと思います。


ただ、やっぱり、残念ながら、20年先も50年先も、この部活動制度は変わらないのではないでしょうか。

なんだか、制度に負けた気がして、そこだけは癪です。



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