今日は公式戦だった。


例により、朝7:30から移動開始。

もちろん、交通費は自腹。

移動中の事故があっても、何の手当てもない。


私はいま、ある運動部の顧問である。

詳しくは書かないが、接触プレーのある競技である。


顧問であるからして、生徒同士の試合の審判もしなければならない。

これが、なかなか大変なのである。


審判、といっても、ライセンスや免許を持っている人など、ごく一部。

あとは私のように、プレーはかじったことがあるものの、審判はしたことがない、初心者審判ばかりである。


しかし、生徒や保護者の前では、初心者審判などと言っている場合ではない。

審判着を着て、笛を首にぶら下げて、シューズを履いて、走り回る。

休日の、朝早くから。


この時点で、とてもしんどいのだ。

部活大好き教員でない人には、この気持ちを共感していただけることと拝察する。


とりあえず、一生懸命に審判をする。

汗水垂らして、審判をする。


しかし、どの競技にも、口汚い保護者や顧問はいるものだ。


「審判、どこ見てんだ!」

「今のはどう見てもファウルだろう!」



…勘弁してよ。


こっちはその競技の専門家でも何でもない。

ただ、ある教科の免許を持つ、教科指導の専門家なのだ。


勤務でもなく、勤務時間外に、休みの土日に、わざわざ遠方まで、しかも自腹の交通費で、給料は出ないのに、自分のプライベートを潰してまでやっているのに、

「審判、どこ見てんだ!」

である。


そのときに、やっぱり部活なんて糞くらえと思う。


部活指導にあたる教員の、一体何%が「自ら望んで部活をする教員」なのだろう。


なにが悲しくて、ボランティアの部活指導で、不快な思いをしなければならないのだ。


私は思う。


そんな口汚い保護者や顧問こそ、

「お前、私たちの頑張りのどこを見てんだ!」

と。


きっと、裏の事情なんて、全く知らないのでしょう。

みんな、全ての教員が嬉々として部活指導をしていると思っている。


この現実を全体に伝えずに逃げている教育委員会や国が、諸悪の根源だ。


改革が起こり、その時こそ、教育委員会や国に「審判」が下るはずだ。


願わくば、このブログにより、部活指導のリアルが、一人でも多くの方に伝わりますように。




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