ご無沙汰しております。
前回の記事から20日あまり。
早くも前回の記事に400ものコメントが寄せられました。
これは今までのコメントのペースを大きく上回るものです。
いつものことながら、たくさんのコメントありがとうございます。
まずは、全国の同業者の方々、お疲れ様でした。
終業式も終わり、ほっと一息ついているところではないでしょうか。
長い長い2学期も終わり、お互いよく頑張りましたよね(笑)
あんなことこんなこと、盛り上がる行事や困難な生徒指導、生徒のあたたかい言葉や保護者の方の励ましなど、多くの場面が頭をよぎります。
私の日々はといえば、進路の仕事を効率よく進めているところです。
どんな仕事内容かは、同業者の方ならお分かりのことでしょう。
なるべく来年に持ち越すことのないように、自分なりに工夫して仕事をしています。
記事のリクエストがコメントにありましたので、書きたいと思います。
「部活をしなくなって、教員としてどんなメリットがあったのか」という質問です。
私自身、夏休み明けに部活顧問でなくなってから、たくさんの良いことがありました。
デメリットは以前の記事に書いた通りですので、よかったら目を通されてください。
メリット1・・・教材研究の時間をたっぷりとることができる。
当然ながら、時間に余裕ができます。
時間があるということは、前はやりたくてもできなかった教材研究ができるということ。
今学期は電子黒板を用いた授業を展開してみました。
慣れない作業ですからうまくいかないこともありましたが、一度うまくいくと快適です。
生徒にも概ね好評でしたので、今後も継続していければと思っています。
メリット2・・・精神的余裕を生徒に還元できる。
以前は土日ともに練習や試合で休みの時間が取れませんでした。
休むべきところに部活が居座っており、休みがないまま新しい週に突入するサイクルでした。
ストレスはじわり首をしめ、知らず知らずのうちに生徒へ冷たくあたっている節がありました。
今は土日が完全にフリーです。
土日でたくわえたエネルギーを生徒に使えます。優しい声かけ、カウンセリングマインドを意識した対応など、自分なりに工夫した生徒指導ができました。
おかげさまで、学級経営については何の問題もありませんでした。
メリット3・・・部活内の指導に手を煩わされない。
学校内のトラブルで、高いパーセンテージを占めるのが部活内の人間関係トラブルです。
周囲でも種々雑多な部活トラブルが頻発しています。
それも生徒の理不尽な要求や、保護者の方の過度な訴えなどが大半を占めているのです。
それら一切合切から解放されたわけですから、肩の荷が下りた気分です。
本来の自分のやるべき仕事に邁進できる日々がそこにはありました。
教員として本来あるべき姿に戻った気がしてほっとしましたし、これでいいんだという安心感があります。
そして、部活の顧問をしていないことも全く気にならなくなりました。
一歩踏み出す勇気、それが自分を守る術であるということにも気づきました。
最近はコメント欄でも、保護者の方のコメントを多く見かけるようになりました。
少しでも保護者の方の意識に問いかけることができるだけでも、このブログの存在価値があります。
最近のコメントにあった、「スーパーのレジ袋」の話。
これは非常に的を射ていると感じます。
本来はサービスであることを、保護者は当たり前に感じてしまっている現実。
そしてそれをサービスであると明らかにする努力を怠っている管理職。
学校がすべてを背負いこむ時代に、無理が生じているのでしょう。
いま私が考えているのは、部活動の抱える諸問題を、どう世間に分かりやすく訴えるかということです。
私は現在、部活の顧問を断っている状態ですが、もちろんそんな教員は職場ではった一人だけです。
このままでは単なるマイノリティに過ぎません。
マイノリティの意見はマジョリティによって淘汰されがちであり、その正当性さえも不透明になってしまう傾向が強いように思います。
「独りよがりのわがままな教員の訴え」だけで終わってはいけないと思うのです。
ですから、このブログと連動して、視覚的に論理的に、かつ平易に部活の問題点について伝える必要性があると思うのです。
そこで現在は、戦後の部活動の起こりから、その法律関係を学んでいるところです。
そしてそれを動画にしてYoutubeなりなんなりにアップし、世間の反応を問いたいと考えています。
確かに、部活動の問題に興味のない人から考えたら、この文章を読むことさえ手間ですもんね(笑)
動画については鋭意制作中ですので、もう少々お待ちください。
自分のできる範囲で、かつ少しずつ部活動の問題について考える人の範囲を広げていきたいと考えています。
そしてそこでどう考えるかは、その人たちの自由に委ねたいと思います。
年内にもう一回くらい更新したいと考えていますので、それまでご自愛ください。
あ、遅れましたがメリークリスマスでした。
たくさんのコメントのプレゼントを頂いて、嬉しくなっている私なのでした。
ではお元気で。
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コメント
コメント一覧 (55)
真由子さんが伸び伸びと仕事をされているようで何よりです。
今さらかもしれませんが、このブログって本当に凄いですね。様々なサイトで真由子さんのブログが紹介されているのを目の当たりにし、影響力の強さを感じました。
このブログが世間に部活制度の問題点を発信し続けることで、数年のうちに大きな変化が起きるのではないかと期待してしまいます。
また、私を含め部活指導に疲弊している教員が元気付けられるブログでもあると思います。これだけコメントが多くなるとご苦労も増えていると思いますが、本当にありがとうございます。思考を止めることなく、来年も自分に出来ることをしていきたいと思いました。
部活制度に賛否を抱いてこちらにきているすべての皆様、
真由子さんが伸び伸びと仕事をされているようで何よりです。
今さらかもしれませんが、このブログって本当に凄いですね。様々なサイトで真由子さんのブログが紹介されているのを目の当たりにし、影響力の強さを感じました。
このブログが世間に部活制度の問題点を発信し続けることで、数年のうちに大きな変化が起きるのではないかと期待してしまいます。
また、私を含め部活指導に疲弊している教員が元気付けられるブログでもあると思います。これだけコメントが多くなるとご苦労も増えていると思いますが、本当にありがとうございます。思考を止めることなく、来年も自分に出来ることをしていきたいと思いました。
部活制度に何かを感じてこちらにきているすべての皆様、良いお年をお迎え下さい。
私も2年前まで部活顧問をやらされていたものです。
わたしも部活顧問の強要を職場で議論は中々な難しく(議題にするのも憚れる雰囲気)当時なんとも言えない気持ちになっていたのを思い出します。
学校職員のブログは何かあったら問題にされてしまいますので身バレだけはお気をつけてください。
これからも記事(特に3月4月)を楽しみにしています。
人間誰しも「表現の自由」が保障されています。
むしろ、匿名で無い方が問題提起はし易いです。
まぁ、敢えて名乗る必要性もないですがね。
ビクビクする必要性はないということです。
本当に何で部活動は変われないのだろうと考えさせられます。
部活動の問題点は
①部活動の真実を知っている人が少ない。(生徒も保護者も一般の人も教員さえも)
②教員が我慢さえすればこの制度は維持できてしまう。
③教員以外の人に顧問と同じ仕事をお願いしたらとても費用がかかる。
④部活動をなくそうとしたら色々なところから文句が出ると予想できる事
本当に何をどうしたら一番良いのか考えてしまいます。
今後もブログ楽しみにしています。
今年度の初任に部活ってやらなくてもいいんだよって教えたら、「えええ!そうなんすか?」と驚いていた。
まあ、初任のうちにしっかり「部活はやって当たり前」ということを調教しないといけないからね。
私も中学校で教員をしている者です。
私自身は部活動の顧問制度に賛成です。
理由は、多くの方がおっしゃっているように、生徒とともに喜び、その成長を近くで感じることができるからです。
私自身は部活も学級経営も教材研究もプライベートもうまくこなせていますが、中にはそうでない方もいるでしょう。
しかし、中学校教員である以上、特別活動として位置付けられている部活動の顧問は引き受けるべきだと思います。
さらに、文科省も部活を推進しているので、部活を利用した教育活動を行うべきだと思います。
これは勉強不足な私の考えですが。
なによりも、実際に現場で働くものとして、誰かが顧問をやらないことでそのしわ寄せが他の人にきているのです。
自分が多少の犠牲を払ってでも、顧問はしてもらいたいです。
できることだけでいいので。
それくらいの折り合いは、自分の生活のなかでつけましょう。
甘えずに、仕事をしましょう。
部活の顧問があるとわかって、中学校の教員になったはずです。
逃げずに頑張りましょう。
部活拒否派は、偉そうなことを言っても、所詮フリーライダー(ただ乗り)でしかありません。
ただ乗りという点ではブログ主も同じです。
ただ乗りが蔓延するときに短絡的に評価されるのは、「悪しき部活派}。その帰結が、「全員強制」「土日活動当然」の流れと考えれば、現状が理解しやすい。
そんな「ただ乗り派」が、保護者や地域への「まる投げ」を主張するとは、本末転倒も甚だしいこと極まりない。
どんな活動が望ましいのか、それぞれの現場で、子ども、保護者、地域と向き合ってこそ方向は見いだせるにちがいない。
保護者Dさんに質問です。あなたは、朝、勤務時間の始まる前45分から1時間前に体育館や校庭にいき、部活動を監督することや、勤務時間が終了しているにもかかわらず、2時間以上も部活動を指導しなければならない実態についてどのように考えていらっしゃいますか。あなたの教員生活の中でどのような折り合いをつけていらっしゃったのか?
あなたは、放課後の部活動が終わってから、翌日の授業の準備、教材研究をどの程度されていたのでしょうか?あなたは、私生活を部活動でどのくらい犠牲にされてきましたか?生徒が部活動で輝く姿を見て私は、もちろんうれしく思います。しかし、その裏に教員たちの苦しみがあるのを知っています。があなたは、わかっていらっしゃるのでしょうか。若きも老いた教師もありません。若いなりにプライベートな時間をもつ権利はあるのです。
日本のこれからの教師を守るために、制度を変えていかないといけないと私は思います。あなたの教員時代の実態、心の折り合いのつけ方を教えてください。
☆さんの言う通りです。
あまりに勉強不足すぎです。
甘えずに仕事をしましょうと言われていますが,あなたはどれくらいの授業をしていますか?
どれくらいの学級経営,生徒指導をしていますか?
学校でナンバーワンのレベルですか?
部活なんてやっているヒマはないのでは?
甘えずに仕事をしましょう。
どうしても実態が掴めにくいので、7つ質問させて頂きます。
①:下記、文科省の文面では、部活顧問は職務命令であり、その活動は職務として捉えられてるようですが、これは事実ですか?
【文科省より抜粋】
『現在、部活動は、教育課程外に実施される学校において計画する教育活動の一つとされている。部活動指導は、主任等の命課と同様に年度はじめに校長から出された「部活動の監督・顧問」という職務命令によって命じられた付加的な職務であり、週休日等に4時間以上従事した場合には部活動指導業務に係る教員特殊業務手当(部活動手当)が支給されている。』
②:命令かつ職務ならそれに反する行為は、職務上の命令違反に値しないのですか?(実態ではなく、規定上どうなのかが知りたいです)
③:顧問は部活に対して年間指導計画なるものが、部活を運営していく上で義務付けられてないのですか?また義務でなくても、素朴な疑問ですが、各部活を行う上で部活動の年間計画はないのですか?
④:③と多少重複しますが、顧問は部活のマネージメントを校長より一任されてるようですが、朝練や土日祝の練習、その他、試合などの1ヶ月程の計画を綿密に顧問が立てるのではないですか?
質問は続きます・・・
⑤:外部指導者導入に関しても、顧問がマネージメントを一任されてるなら、外部交渉して人材発掘から起用まで行えるのではないのですか?またその場合、稟議書などで校長の許可を貰い、手当てに関することも顧問と学校や自治体で予算組みしていくのではないですか?
⑥:先生方は、文科省のガイドラインのついて守るべきと思われますか?
⑦:最後に、部活の背景全てを知り尽くしており、それでも部活制度に問題があると思われるので、先生方個人々の力では微々たるもので何も変えられないから、ネット媒体に集まり、一種の世論を巻き起こそうとする運動が、これら先生方のレスの数々でしょうか?
お手数ですが、簡潔で結構ですので、是非、先生方のご回答をお待ちしております。また、これらの回答がない限り、私のような保護者は教員の方が実態をどれほど訴えようが、背景は理解しますが、現実問題として雑音にしか聞こえません。
その理由は、先生方の部活に関しての様々な問題点を解決に導くセクション(部門)が見えないからです。また見えれば問題解決への道も早く大きく開かれると考えます。
是非、ご協力、宜しくお願い致します。
従ってここに書き込みをされている部活動反対派の先生方で現在不本意ながらも部活動をされている方は、勤務時間内の職務は全うされている筈です。ここで議論されているのは、それ以外の部分ですので。
勤務時間外の職務命令はありませんから、当然、朝練や土日祝の練習、その他、試合などの1ヶ月程の計画を綿密に顧問が立てる必要性もありません。
外部指導者は要請できますが、外部を雇うのを嫌う管理職は多いです。また外部指導者がついたとしても、顧問がその場にいなければ雇えませんので、結局、休日に教員が休息を取る手段にはなり得ません。
国民の多くが当たり前のこととして黙殺している部活動のおかしさ、その悪しき慣習を世間に知ってもらうことで、教員の労働環境が少しでも改善され、それによって質の高い教育が子供たちに還元されるように、このブログで皆さんムーブメントを起こそうとしているのだと、私は認識しています。
②よって、命令の形をとることはできません。命令のようなお願いがあるだけです。
③私の自治体では、ガイドラインに設定しましょう。と明記してありますね。ですが、そのガイドラインには適切な実施のため週休2日には最低しましょう。とも書いてあるので、それを紹介するとまずいのか、部活動担当も管理職もガイドラインについては触れません。
④一任されています。その分保護者への対応も丸投げされています。もっとやれと言われてクレームがつくのは心底面倒くさいので、キャパを超えて、子どもの成長を妨げると知っても活動やってる人も多いですし、以前の私もそうでした。
⑤私の町では、予め指導者への手当は決まっています。人材発掘…そこまでしないといけないのかというのが正直な気持ちです。部活動をしたい保護者が顧問の要請を受けて窓口として動くのならまだしも。公立学校の教員は異動してきてしていくものです。その地域は地域の方(保護者)がよく知っているでしょう。
⑥どうしても部活が必要というのであれば守るべきだし、守らせるべきでしょう。でもそれをしていない段階で部活ってなんなんでしょうね。
⑦私はそう思います。だって、まともな大人だったらほぼ無給の強制ボランティアが為されていることを、素人でも生徒を指導していることを知ったら、普通おかしいと思うでしょ。でもそれらを知らないから部活がおかしいことになってるんです。まともな大人なら、実態を知ればおかしさをわかってくれると信じていますので。
やらなくていいものを「やってあげている」強制ボランティアを辞めて何が悪いのか逆に教えて欲しい
世間や保護者、生徒はその奴隷使役による恩恵を受けることが当たり前だと思っているし、大多数の教員はまだ奴隷労働をしなければならない呪縛に捕らわれている
よく考えると①って文科省の後付けなんだよね
文科省が決めたわけじゃなくて、教育委員会、各連盟、校長などが勝手に決めたことに乗っかっただけ
だから「されている」なんですよ
卑怯極まりない
ただし、私は公立高校の教員ですので、義務教育の中学とは違う点もあるだろうと思います。
①【抜粋】の中の「~部活動は、教育課程外~」とあるとおり、学校のカリキュラムの外にあるものです。そして、活動時間のかなりが「勤務時間外」に行われています。他の方も書いていますが、校長が「勤務時間外の活動」を命じるには制限があり、部活動はその対象外です。ですから「勤務時間外の部活動に従事すること」を命令
することはできません。この文の意味するところは、教員が自発的に勤務時間外に行う部活動も「学校の教育活動として認める」ということです。部活動中に発生した事故に対して「関知しないとは言いません」ということです。
②:「命令による職務でない」ので、職務上の命令違反に値しません。
③:顧問は部活に対して年間指導計画なるものが、部活を運営していく上で義務付けられていません。部活動は部員による自主活動なので、年間計画は部員が作り、生徒会に提出します。顧問は提出前にチェックします。
④:③と同様、自主・自立的活動の場です。学校の施設を使う以上活動時間中は顧問がいなくてはいけません(校内にか、活動場所にかはグレー)。休日や勤務時間外については顧問次第です。自分の時間を部活に捧げるか、自分の時間は自分のために使うかは、(本当は)完全に顧問の任意です。
⑤:外部指導者導入に関しては、事務との折衝が必要です。「経費」が発生するので、顧問が勝手に決められません。どのような場合に認められるか、決まりがあります。
⑥:文科省のガイドラインについては他の方が書いているとおり、「守るのが望ましい」です。「守らなくてはならないもの」には「ガイドライン」という名はつけません。
⑦:そう思います。一人の力は弱くても、束になれば…です。
部活の顧問の役割は何だろう?
部活の芽生えは、放課後の学校で好きなスポーツをしたい生徒が集まって学校の施設を使いたい、と言い始めたあたりにあるのでしょう。(子規や漱石が予備門でベースボールをしていた頃)
恒常的に使うなら、「教員」の管理・監督を受けなさい、となる。(施設管理の都合)
やがて、教員が「指導」を行うようになる。
いつのころからか、オリンピックのメダルの数に目標が設定され、各競技ごとに「皮算用的」に割り振られる。競技力向上には底辺の拡大しかなく、優秀な選手を発掘するためのシステムとして「部活」が組み込まれる。
親は我が子が「活躍」する姿にわくわくし、「スポーツに打ち込む姿」に満足する。学校や地域社会も「目に見える成果」として取り上げる。
ますます「学校」に『部活動実績』
を求める。あげくのはてに「学習指導」より「部活指導」こそが教員の使命という者まで表れる。
雑事を廃して「学校」の原点に戻って考えないと、さらにトンデモナイ事になりそうです。
部活については大学の講義でも、実習、採用試験でも一言も触れられませんでしたよね。しかし、自分の経験上、部活は中高にはあるものだし、若い教員は運動部を持って、平日遅くも土日も一緒に生徒の為に頑張るのが普通だと思っていました。
しかし、違うのです。
はたして、その部活はどれだけの取り組む価値があるのか冷静に考えてみてください。生徒を成長させ、伸ばすのは授業やクラス活動、行事では無理なんですか?
どうして、日本にだけ特殊な部活動というシステムが存在せざるを得ないのか。海外にはそんなものはありません。
日本人は何にでも長時間労働で時間の使い方が下手すぎます。毎日、2時間、土日も練習で一体何を目指しているのでしょう?プロ選手に皆がなれるのですか?
私は部活ばかりにのめり込み、勉強が疎かになり、受験で失敗する子どもを沢山見てきました。文武両道と言うならば、もう少しやり方を考えるべきでしょう。
生徒達の中にも、部活については悩み、苦しんでいる子が大勢いますよ。インターネットで「部活」と検索すると「辞めたい」って関連後で上位に来ます。
そもそも、子どもや保護者が喜んで部活に参加してるって事自体が本当なのか確認すべきですよね。
保護者S様のような、部活動の実態を知ろうという、真摯な姿勢な保護者がいることを嬉しく思います。
私の知る範囲で、簡単ですがお答えさせていただきます。
①:文科省が職務と明記してある以上、職務です。実際、土日等の週休日には、手当てもいただいています。(ただし、高校生のバイトの時給以下。法律で明記されている、時間当たりの最低賃金以下の金額です。交通費等も支給されません。)
②:4月当初の職員会議を経て、校長より職務として命を受けます。ですので、顧問に任命された場合、それを個人の判断で放棄するのは地公法の「職務専念義務違反」に当たると考えられます。ただし、勤務時間外まで拘束するのは、そもそも労働基準法違反です。本校の勤務時間は16時50分までですので、それ以降の部活、さらに土日の部活に関しては顧問を放棄してもなんら処分の対象にはなりません。よって、本校の場合では、「終わりの会」が16時30分までですので、20分間の部活指導については職務として関わる必要があります。
この20分間以外は善意ある(もしくは、授業等、本務への意識の低い)教員のボランティアとして認識していただければ幸いです。
③:年間指導計画をたてたことは一度もありません。また要求されたことも一度もありません。
④:練習の日程表程度は作成しております。しかし、練習の指導計画などは一切たてておりません。
そもそも、私自身が競技の初心者ですので、指導等はできません。生徒(主に部長)に練習メニューを作らせ練習させております。
ですので、時には走力強化が目的と言い、「鬼ごっこ」などをしている日もあります。さすがに、「馬跳び」などのメニューは足腰を痛めることを配慮し、させないようにしております。
続きます。
しんしんさん、部活は仕事じゃなくて、好意で引き受けている「趣味」扱いなんですよ。でなきゃ、労働基準法違反の犯罪行為を学校が教員にやらせる事になる。法令無視のブラック企業と同じです。
余裕があって楽しく「趣味」扱いの部活をやれるのはいいと思います。否定はしません。でも、自身や家庭のことで一時的にも「趣味」を中断したい人に「逃げるな」というのは根本的な理解不足です。
ちなみに、教員は「顧問」というのも大丈夫ですか?指導者や管理者ではありませんよ。あくまで、部活動は生徒が同じ「趣味」を持つものが集まり、自分たちで自主・自営を行う集まりです。大学でいうサークルと根本は同じです。
顧問は子どもだけで解決できない問題を「相談する人」です。
軍隊のようにスパルタで縛り付けるようなやり方はそもそも部活動の意味をよく理解していません。
⑥:文科省のガイドラインのついては守るべきと思います。
しかし、このガイドラインから逸脱していても一切の処分はありません。
⑦:お察しの通りです。恥ずかしながら、私自身が被選挙権を行使し、政治的に変革していくほどの、エネルギーや行動力を持ち合わせていないのが現状です。
以上、簡単でしたが、参考にしていただければと思います。
そして、この事実を多くの保護者に広め、さらには保護者S様のような良識ある方が、正当な手段で学校や学校の設置者(市町村教育委員会)に問題提起されることを強く期待しております。
現職になると、フィンランドの教師は一つの学校にとどまり、その地域の生徒たちの教育に責任を持つ。勤務時間は午後4時までの勤務である。午後4時になると学校には誰もいなくなるそうだ。クラブ活動の指導も専門家が行うため、帰宅時間も早く、家族と過ごす時間が長い。6月から8月中旬まであるという夏季休業中は、多くの教師が国外へ旅行し、セミナーに参加したり、家や部屋を借りて外国暮らしを体験したりする。中には、アルバイトをする教師もおり、教師の余暇期間や自己研修の自由度の高さによる精神的余裕が教育効果を上げているといえるかもしれない。それが人気の職業の理由の一つでもある。さらに、注目すべきことは「勤務時間に占める実際の授業時間の割合」である。日本の教師は授業をするほかに部活動の指導や進路指導など仕事が多いためか約25%しかない。フィンランドの方は勤務時間の60%が授業である。職員室とは教師たちが休憩し、情報交換をする場所と位置づけられている。教師が使用する教材などは教室内に置かれていることが多い。
引用おわり
引用元:http://www.cc.kyoto-su.ac.jp/~konokatu/imai(07-1-30)
つづく
保護者も、学力向上を!と叫ぶ一方で、部活動によるリーダー性を!精神力を!などと言う。矛盾しています。もっと世界に目を向けて下さい。古い価値観を捨てて本質をよく見て下さい。
このブログによる運動は、今はまだ部活動の異常性を多くの人に知ってもらうための小さな草の根運動かもしれませんが、それはやがて部活動の問題に留まらず、国の、国民の、教育に対する価値観を変えようとする、もっと大きな運動になり得ると、私は思います。
民間と同列に扱えない部分があります。
教育の問題だからです。部活動によって教育が圧迫され、教育が疎かになってしまったらどうなりますか?
経済的に豊かでない家庭に満足の行く教育が与えられなかったら?
経済格差が教育格差になりかねません。いや既にそうなりつつあります。
だから、教師の質を高めるためにも、部活動という制度はおかしいと、それに気づいた先生方が声を上げているのです。
民間のそれとは同列に扱えない問題です。
あなたが着任した学校で割り当てられた部活が「アニメ研究部」か「鉄道写真部」など、とにかくあなたの趣味には全く合わない部活であったとして、それでも「野球部」「サッカー部」「バレー部」等と同様の熱意を持って、同様の「指導」をしますか?
「折り合いをつける」=「土日を返上」して部活に打ち込みますか?
教科外でも「吹奏楽部」や「美術部」等の「専門的指導者」に、勉強してなりますか?(なれますか?)
「現役教職員の方々に理解いただきたいのは、民間では農家、漁師、コンビニ経営者などの個人事業主や、会社員管理職については、残業、休日出勤などについて、何も補償はありません。一部、マクドナルドなどでは、見なし管理職として社会問題になりました」
これらはあなたのおっしゃるように解決していかなければならない社会問題の一つです。それと同じように、部活動も社会問題として、広く周知し、マスコミをはじめ、みなさんに考えていただきたいもの、変革の必要のあるものです。
納税者の立場からというお話ですので、「税金を払っているのだから、教員は犠牲をがまんしてほしい、一般には大変な境遇の人々もいるのだから」というお考えでしょうか。そうであればその論理は間違っています。このブログのコメント欄で随所に、勤務時間外の部活動が税の恩恵の対象ではないことが書かれていますので、お読みください。公務員は全体への奉仕者であっても、人間的営みを奪われても良いぼろ雑巾ではありません。
「現役教職員の方々に理解いただきたいのは、民間では農家、漁師、コンビニ経営者などの個人事業主や、会社員管理職については、残業、休日出勤などについて、何も補償はありません。一部、マクドナルドなどでは、見なし管理職として社会問題になりました」
これらはあなたのおっしゃるように解決していかなければならない社会問題の一つです。それと同じように、部活動も社会問題として、広く周知し、マスコミをはじめ、みなさんに考えていただきたいもの、変革の必要のあるものです。
納税者の立場からというお話ですので、「税金を払っているのだから、教員は犠牲をがまんしてほしい、一般には大変な境遇の人々もいるのだから」というお考えでしょうか。そうであればその論理は間違っています。このブログのコメント欄で随所に、勤務時間外の部活動が税の恩恵の対象ではないことが書かれていますので、お読みください。公務員は全体への奉仕者であっても、人間的営みを奪われても良いぼろ雑巾ではありません。
あなたは過去の質問から逃げて、素知らぬ顔で議論に参加している。名前を掲げて議論に参加しているなら、人として筋は通すべきだ。
どなたか話していましたが、誠実に答えは示して下さい。
これはあなたの生き方の問題です。
そうでなければ、あなたに人に物を尋ねる資格はありませんよ。
4名の先生の回答内容に関しては、各地域で判断や構造が違うところもあるようですし、大まかな解釈は同じようですが、一部解釈も違う部分もあるように感じております。
まだまだ、ここに参加されてる方々からのご回答をお待ちしております。宜しくお願い致します。
私の質問は、国の指針や法解釈も一部含まれる部分があるかもしれません。大それた事ではないですが、今後の流れによっては、ここにお集まりの先生方のご意見にご回答内容が有利に反映されるかもしれませんし、また不利に反映される可能性(リスク)もございます。しかし現行制度の中で部活の実態にしても国の考え方にしても法解釈にしても、事実は事実として真摯に受け止め判断していく事が私自身も必要と考えます。また、それらが未来に渡り整理されることにより、子供達と保護者は対象者の将来の教育計画が立てられるとも考えます。
貴殿は私を侮辱してるのですか?
最後の質問⑦は、裏返してお聞きすれば、ズバリ世論工作の活動をされてるのですか?とお聞きしたまでです。それが悪いとも良いとも思いませんし、そういう活動は、どの世界にもございます。
また貴殿の私に対してのご意見は前ブログのレスしか思い浮かびません。違ってたならご指摘下さい。
>417. 愚か者 2014年12月27日 19:59
保護者Sさん、どうもあなたの言葉は、教師は黙って部活動の顧問をし、疑問も持たず、疑念も抱かず、愚痴も吐かずに、労働時間や責任を越えても理想の人間を育てろと言っているように聞こえるよ。
浮かびあがった問題をあなたが十分に理解しているとは思えない。
それに、あなたは仕組みや過程を知ろうとはするが。結局のところそれ以上は踏み出してない。
理想主義を押し付け、枠の外から、自分は傷つかない場所から、弱者をその場所に縛り付ける理由ばかり探してる。
知ろうとする事は評価するけど、結局あなたも知らない人間と変わらないね。
親の務めを果たさない事に対する言い訳ばかりだ。
本日も今から私が引率して、私が中心に無料で指導する部員の技術的な自主練習に入りますので、お返事は遅くなります(少し苛立ちましたので、嫌味っぽく書き申し訳ありません・・・)
お疲れさまです
善意で自分の意思で行うのは自由ですね
どうぞ「自分の責任」でよろしくお願いします
その苛立ちは「仕事」をしない教員に対してですか?
それとも、あなたが責任をもってまとめ、国会に提出して議論して頂けるのでしょうか?
振り返って目を通しましたが、あなたは全ての問いに答えていません。
愚か者さんが侮辱しているのかと聞かれれば、とても丁寧に、のし紙つけて、哀れんであなたを侮辱しているのでしょう。でもそれは、大多数の同じ思いの代弁ですよ。
少なくとも他人のブログのコメント欄でやる事じゃねぇわな。
効率も悪いし、Sさんのネットの使い方にも問題あるんじゃねぇの?
そこからして変だと思わない?
公務員は社会貢献や奉仕の志が高いからとかいらいろ言われる。
総論賛成各論反対論者がいることはこの際取り上げないでこの問題の解決策としては教員全体の給与を下げてその分を残業代として部活動をやる。担当したい人がいなければ外部委託。
それが一番てっとり早いと思ってます。
悪用されること境目がわからないとこ時間的区切りなどやらなければならないことは山ほどありますが金を払うことは解決策のひとつだと考えてます。
手っ取り早いのなら何故文科省はすぐにでもしないのか
そう考えれば法律を知らない、知っていても理解できない人も分かるでしょう
その場合、ただ、一つ守ってほしいこと、それは学校組織と一切連携しないことです。例えば、外部委託者が指導してる活動のなかでトラブルが発生した場合、情報提供も含め一切のことを学校に求めないこと。すべて自分で解決処理してください。教員の給料を減らしてまで行っているから当然のことですが。
そこまで、やってくれるなら、給料減ってもOKです。
成功例から学ぶのが一番です。
今の日本の教育システムは完全に機能不全に陥っていると思います。
ゆとりがあり、教員も生徒も楽しくプライベートの時間を過ごせ、生徒の学力も高いなんて最高じゃないですか。その環境が魅力で、優秀な人間が教師を目指す。
OECDの調査で日本の結果と真逆ですね。
日本は労働時間ばかりが長く、その大半は授業以外の雑務(最大は部活動)で、教員も自分の授業や生徒指導に自信がない。部活を始めとした雑務に時間を取られすぎて、研修や授業準備に時間をかけられないのが原因。労働時間は世界最長、幸福感や自信は世界最低です。
日本の教員は専門外の事を何でも抱え込みすぎ。ある意味、授業を教える専門職として確立すること。
http://matome.naver.jp/odai/2136208851559892201?&page=1
個人的な考えです。
ほぼ無給で責任持って部活顧問をするのはおかしいと思う。実態はサービス残業だと思う。ブラック企業やないか!!と思う。
しかし、大学受験で部活動、ボランティアも評価対象になるようですので、課外活動も”責任もってそれに似合う対価を受け取って”誰かがせんといかんのでは?と思います。
以下話がズレますが、最近の政治を見ると、消費税を上げその分を議員、公務員の給与に回していると見受けられるような事をしているし、公務員は残業代0法案の対象から外すなんて事を言い出す。
ブログ筆者の方にはもうしわけないが、公務員が”楽したい”と読み取れるような発言に関しては理由なく否定的に考える思考状況になってます。
「ああ無給」さんが、会社の掃除を毎朝(朝練)、昼休み(昼練)、放課後(定時後)にタダ働きで毎日やれますか?
土日は1日中ですよ。
それで、感謝されるならまだしも、その会社で働いてるんだから「当たり前」。逆に掃除が行き届かないところがあればクレーム言われたり、他の階も掃除してほしいと。掃除するための道具(部活道具)はもちろん、手出しでです。
「誰かがやらなきゃいけない」事ですが、素人の会社員じゃなくて、専門の業者にお金を払ってやらせるべきでしょう?
このような状態をつくったのは、教委会や管理職や保護者・地域ではありません。
教員自身です
自己満足のために、無知のために、あるいは何らかの目的のために・・・・
だから、現在のような状況をつくったのは教員の安易な妥協のせいなんです。教員が「時間外だからしません」と断ったら、こんなことにはならなかったんです。時間外の業務を結局引き受けたのは教員自身なんです。断れば、管理職はそれ以上言えないのです。
自分が発生させた粗相を解消しょう。
保護者は口ばっかり出して責任とらんて思われてしまうで。
負担が多いなら外部指導者制度を活用すれば良いと思うが?
なにより、こういう教師が多いと生徒が可哀相…
嫌なら他の仕事を探してください。
もっともっと熱意がある未来の先生の為に採用枠を増やしてあげたい!!
承知していません。大学の教職課程に部活動についての講義は一切ありません。
>負担が多いなら外部指導者制度を活用すれば良いと思うが?
そうですね。教師に一切しわ寄せが来ない形でね。
>なにより、こういう教師が多いと生徒が可哀相…
「子どもがかわいそう」「子どものためにわが身を犠牲にして部活動指導しろ」「教師は聖職だ」
もはやテンプレート、聞き飽きました。
>嫌なら他の仕事を探してください。
>もっともっと熱意がある未来の先生の為に採用枠を増やしてあげたい!!
奴隷労働を厭わない奴隷労働者ですか。誰が志望するんですかね。
昔はこのブログのようなものはなく、情報量そのものが少なかった。特に実態や制度にわかりませんでした。(もっともネット情報がすべて正しいとはかぎりません。)就職してから、研修会で、他地域の方との情報交換をするなかで「へー、ウチとちがう。」を知ることが多かった。また、労組から制度や権利についての情報が入る程度だった。
昔は、管理職が「日ごろは部活指導でご苦労さん。」などといって、退校しても支障ない場面では黙認していた。(試験期間中の午後、生徒が登校していない日・・例えば、夏休みは10時ころに出勤し、部活指導や残務をこなし、14時ごろ帰っても、1日出勤扱いしてた。)
しかし、いまは管理職は建前しか言わない。17時前に買い物をしている姿をみた保護者が電話してくることもある、「○○先生が、××スパーで買い物をしていた。勤務中でしてもいいのか。」と。
50. 転職したら?の「もっともっと熱意がある未来の先生」の「熱意」の部分ですが、必ずしもこの仕事には「熱意」は必要ではありません。立場上そのような演技をすることがありますが、心の中以外に冷めています。学園ドラマのような熱血先生だらけでは、学校が生き苦しくなります。
そもそも、強制では無いですよね。ボランティアです。
強制にするなら、もっと手当てをきっちり払っていただきたいし、全教員に徹底させるべきだし、そうでないなら、外国みたいに外部委託にするか、無くしてしまえばいいと思います。
部活を教員に押し付けているのは日本くらいだと思います。
韓国の真似をして、授業時間を増やすなら、部活を無くす事も真似していただきたいです。
また、部活大好き先生に合わせるのも疲れます。年末31日までやって、3日から開始とか、付き合いきれないです。
一人暮らしなので、土日一日練習や試合になり、洗濯物すらできなくて、困ることも多々ありました。
私は割り切って土日行ける日だけ出て、無理な日はあらかじめお断りさせてもらっています。
中学教員希望者は減る一方の原因に部活も影響していると思います。
会議では反対しなくて、あとで同じ部活の若い顧問に「あんた、若いんだから頼むよ。俺も若いころは土日もなくやったよ。俺は名前だけ」と言ったとすれば、とんでもないやつです。そんなときは、周囲に聞こえるくらい大声で「それって、おかしくないですか。引き受けた以上、逃げないでください。しないなら、決まる前になぜ言わないんですか。」
来年度は拒否してください。命令で押しつけられたら、勤務時間内だけにしてください。
生徒に懇願されても「俺はもともとしたくなかった。」と話し、断ってください。多少の反発はありますが、そんなに続きません。そのうちその生徒は卒業します。
それも原因ではないでしょうか?
また、賛否が別れますが杉並の和田中学校みたいな例もあるので改善されることを望みます。
部活動は廃止して地域のクラブチームや総合型と連携していく時代かもしれませんね。