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4月に入りました。

うららかな春の陽気の中、お元気でお過ごしのことと拝察いたします。


各中学校では新年度に向けての諸会議が行われていることだと思います。

異動された先生方につきましては、たくさんの気苦労もあるとお察しいたします。

準備等、お疲れ様でございます。


さて、その初会議の冒頭に行われるのが校長による、学校の年間運営計画の発表です。

大まかにいうと、「今年はこのような方針で学校を運営していきます」という所信表明演説のようなものです。

そこで校長は今年の重要テーマや学習指導、また行事や特別支援教育についての計画の概要を述べます。


一般の会社でいうところの、年度当初の社長挨拶というところでしょうか。

校長はその計画をプリントにまとめ、それに沿って計画を発表していくのです。


私の所属している学校では部活動顧問について『全員顧問制』(法的拘束力なし)という形で運営をしてきています。

だから当然、年間運営計画にも部活動の運営についての記述があるのかと思いきや、部活動に関する言葉は全くありません。


つまり、校長の認識としては学校における正式な職務ではないということになるのです。

もしも正式な職務であれば、年度当初の一番大切な運営計画発表の際に触れられなければならないはずですから。

そりゃそうでしょう。

平日の放課後に毎日約2時間。朝練も行われる。

そして土日もたくさんの時間を割いて行われるのですから、運営計画で触れないのは違和感をおぼえます。


そして会議の最後のほうに、さらっと部活動についての顧問一覧が配布されるのです。

まるで部活の運営については触れられたくないかのように。


部活動について正式な職務かそうでないかについては、過去の記事において記している通りです。

部活動は教師の正式な職務ではありません。

現に私は部活動の顧問をしておりませんし、そのことについて一切のお咎めもありません。


部活動はあくまでも付加的なものであり、ボランティア的側面をもつものであり、そして教師の多分な善意によるものなのです。


コメントなどでは東京都の部活動に関する考え方の文言を持ち出したり、個人的な部活動についての考え方を述べたりする方がいらっしゃいます。

そして『部活動は教師の正式な職務だ』と言い切る方がいらっしゃいます。

それは違います。繰り返しますが、あくまでも付加的なものです。


それでも。

それでも、どうしてもそうおっしゃりたいのであれば、最寄りの中学校に電話をして、そこの校長に聞いてみてください。

「部活動は教師の正式な仕事なのですか?」と。

ご自分の『そうであってほしい』という願望による考えだけでなく、具体的な、そして現場のリアルな話をリサーチしてからでもコメントするには遅くありませんから。



新しい年度に当たり、春休みが足早に過ぎていきます。

クラス編成や学級事務など、春『休み』という割には全く休めません。


それでも咲き誇る桜の花のように心は躍るのです。

新しい生徒たちとの出会いが待っているのですから。

新しいメンバーとどんな一年間が繰り広げられるのか。

どんな感動や喜びや、新しい発見があるのか。

様々な準備をしながら、頭に描くのはそんなことばかりです。


教師も生徒と一緒なのです。

かすかな不安を抱えながら、春に向けての明るさに満ちた希望が胸をいっぱいにしていくのです。

私はそれに向けて慢心の無いように準備をしていくのみ。

そのために、私は、部活をしている時間はありません。

あくまで「私は」です。部活を懸命にされている先生方を批判する気持ちなど、1ミリもありません。


新しい学級通信のタイトルは何にしよう。

新しい学級目標は何にしよう。

新しいクラスの生徒の名前を漢字までしっかり覚えよう。

もと自分が担任していた生徒はどこのクラスにいっただろう。

新しい学年でも、あの生徒はしっかりとやっていけるだろうか。


……思いを馳せはじめるとキリがありません、楽しくて仕方がないのです。


初心に戻り、がんばります。私は私のスタイルで。


異論反論、どうぞどうぞ。

論理的なコメントであれば大歓迎です。

感情的なコメントはおやめください。


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そちらもどうぞ。


野に咲き乱れる菜の花のように、子どもたちを最大限に輝かせるお手伝いをしたい。

心からそう思います。


それではまた早めに更新します。


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